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業績評価を考える働く仲間の情報交流

業績評価裁判を支援する会(岬の会)

2・24 橋下打倒 大阪集会

 橋下打倒! 大阪集会に行ってきました
                                             大嶽昇一

20130224橋下打倒集会   
      大阪市役所前広場に720人が集まる。集会後、御堂筋をデモ行進(2月24日)



 橋下大阪市長が、いかに教職員組合を目の敵(かたき)にし、いかに公教育を破壊しようとしているか、このブログでも批判しました。教育の場を市場に開放し、企業の利潤追求の場に投げ与えようとしています。その過程で、現在の教職員をいったん全員解雇し、橋下市長に忠誠を誓う従順な教職員だけを、民営化された民間の学校で再雇用することを考えているのです。こんな暴挙を許すわけにはいかないと、大阪の教職員は、様々な形で橋下市長に対する抵抗を試みています。
 先日2月24日、闘う大阪の教職員や、市役所・自治体で働く仲間たちが呼びかけた、橋下打倒集会に参加してきました。昨年の卒業式で君が代不起立して処分され、処分撤回の人事委員会闘争を闘っている私の友人も、呼びかけの中心のひとりで、彼女はこの集会で発言しました。彼女のアピールを紹介します。


 闘う組合につくりかえる

                   「君が代」不起立被処分者、大阪市教組組合員 沼田祐子

 私は昨年の卒業式に教育の民営化・首切り攻撃への反撃として不起立を貫き、この1年間、処分撤回の人事委員会闘争を結集軸にしながら、大阪市教組をつくりかえる闘いに本格的に取り組んできました。この闘いの中で、不起立に反対した職場の仲間が、橋下の教育破壊に怒り、教育の民営化との闘いをもっとも切実に求めていることもわかった。たった1人でも絶対反対で闘えば職場の仲間との真の団結をつくれることに確信を持つことができました。
 大阪市における公的部門の全面的民営化・非公務員化攻撃は教育現場にも激しく襲いかかっています。すでに給食の民営化が推進され、2015年度からは市立幼稚園民営化も強行されようとしています。
 昨年末に出された「大阪市教育振興基本計画」は、学校に「経営マネジメント」なる理念を持ち込み、子ども・学校・教育労働者を数値目標でしばり競争にさらして、金儲けのために教育を切り売りしようとするものです。校長が組合員に「学校の経営方針に合わないから出ていってくれ」と言い放つ強制配転攻撃が始まっています。「授業アンケート」による教員評価やパワハラで病気休職や自主退職に追い込まれています。
 退職金大幅カットは民営化の突破口です。教員の駆け込み退職を非難した下村文部科学大臣こそは、教育の民営化の根っからの信奉者です。こんな都合のいい聖職者論の押し付けに対して「教師も労働者だ!」という現場の怒りはすさまじい。
 桜宮高校問題での体罰はもちろん許されない。しかし生徒の自死を利用して橋下市長のやろうとしているのは、教育の民営化です。首長の権限を強化し、成果が上がらなかったり問題が起こった学校は、校長以下全職員の総入れ替え・処分・免職できるようにすることです。絶対に許すことはできません。
 市教組本部や連合は「今は闘ってもムダ。大人しくしていた方が得」とばかりに何一つ闘う方針を出さない。大人しくしていて守れるものなどありはしない。組合員はそんな幻想は持っていないし、闘いの方針を求めている。橋下は労働者の絶対反対の闘いを一番恐れています。私は不起立闘争を闘う中でそのことを確信しました。教育の民営化に絶対反対で闘う労働組合の登場が今ほど死活的に求められている時はありません。
 学校現場の非正規労働者も、あまりの低賃金の中でコンビニなどのバイトをせざるをえない状況です。青年労働者は、非正規職労働の現実に激しく怒り、生き抜くために声を上げ始めています。職場におけるあらゆる団結破壊の攻撃と闘うことで、逆に労働者の団結は強まる。連合支配をぶっとばして闘う労働組合を甦らせましょう。


 
 
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  1. 2013年02月28日 14:13 |
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新しい職場資料

今年も新しい職場資料を作りました

                    業績評価裁判元原告・世田谷区立小学校教員 大嶽昇一

 業績評価裁判は、私への個別評価の不当性を争うにとどまらず、業績評価という制度そのものの違法・不当性とその撤廃を訴えました。なぜならば、業績評価制度こそ、『こわれている』と言うしかない今の学校現場の過酷な現実をつくり出している元凶にほかならないと考えるからです。

 昨年、私の裁判の勝利判決を職場で生かしてもらうための職場資料を配布したところ、何人かから相談がありました。条件付採用の初任者で、すさまじいパワハラと退職強要を受けている方もいます。校長の評価ひとつで人の人生を台無しにするこの制度の非道さに、憤りを覚えています。

 業績評価が裁かれたにもかかわらず、行政当局は、反省するどころか、昨年の、一時金への成績率の適用拡大などに見られるように、業績評価(人事考課制度)は強化される一方です。

 評価を振り回す管理職に押さえつけられ、デタラメな評価に怒り、悩み、苦しめられている教職員の声が聞こえます。現場で声をあげられるように、再度、職場資料を作りました。
 私たちは、けっしてあきらめません。業績評価制度に絶対反対の声をあげ続けます。
 職場から競争・差別・分断をなくし、団結をとりもどすために、一緒に声をあげていきましょう!

 ※新しい職場資料は次をクリックしてください。
     http://misakinokai2012.web.fc2.com/syokubashiryo2013.pdf

 
  1. 2013年02月02日 13:11 |
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安倍内閣と橋下大阪市長

「体罰自死」に便乗し、介入と民営化を強める橋下大阪市長

 
▼「いじめ対策」を口実に国と首長の介入を強化 
 
 安倍内閣が最重要課題の一つとして位置づける「教育再生実行会議」が1月24日に始まりました。「いじめ問題」は2月中、「教育委員会改革」は6月中に報告をまとめるという拙速ぶりです。自民党の「いじめ防止対策基本法案」は、「警察への通報」や「首長への報告」を盛りこみ、国と首長の教育介入を強化する突破口として位置づけています。これを先取りする教育介入を進めているのが橋下大阪市長です。

 大阪市立桜宮高校のバスケ部の生徒が顧問から体罰を受けて自殺した問題で、橋下市長は、「予算の凍結」をちらつかせて「教員総入れ替え」や体育系2科の募集中止を要求してきました。議決を経た予算の執行を停止する権限は首長にはないし、教員の人事権も持っていません。しかし市教委は橋下市長の介入に屈して、在校生・受験生の反対の声をふみにじり、体育系の入試を中止して普通科に振り替えて実施することになりました。
 自分の責任は棚に上げて、ひたすら学校・教員・教委を攻撃し、処罰する。在校生も体罰の加担者・共犯者であるかのような橋下市長の言説で、生徒たちはネット上でバッシングされ、罵声や嫌がらせも相次いでいます。

 ▼市立高校廃止と小中統廃合がねらい

 そもそも橋下市長は、学校から体罰やいじめをなくそうなどとはこれっぽちも考えていません。「教育とは2万%強制」と言い、今回の事件が起こってからも「体罰禁止とかうわべっつらのスローガンだけで事にあたっていたことが最大の原因」と言い、「一定の範囲で手をあげることを認める」ルールつくりを主張してきたのが橋下市長です。
 橋下市長の本音は、今回の事件に便乗して「市長が教育委員会を指揮命令できる条例案を出す」「市立小中学校の全校長を外部人材から公募する」と言い出したことに現れています。
 体育科募集中止を皮切りに市立高校廃止・府立校への一元化を進め、小中学校は、学校選択制をテコとした統廃合・民営化を進める。そのために、「首長命令」による教員入れ替え、廃校、免職を可能とするシステムを目論んでいるのです。
 公教育の解体=教育の民営化、教員への首切り攻撃をはね返そう!      (K)
                
  1. 2013年01月30日 13:23 |
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安倍内閣の教育再生実行会議

 安倍「教育再生」始動

下村博文の文科相・教育再生担当相兼任で教育の民営化が本格化する

 右翼だらけの「教育再生実行会議」

 12月27日に安倍内閣が発足し、下村博文が文部科学大臣と新設された教育再生担当大臣に就任しました。2006年、第1次安倍内閣の官房副長官として教育基本法改悪を強行し、教育再生会議を足場に、免許更新制導入など教育3法改悪を推進した人物です。民主党政権時代はシャドーキャビネットの文科相を務め、安倍が総裁に就任するや、自民党の教育再生実行本部長として教育分野の選挙公約の策定にあたりました。

 1月15日には「教育再生実行会議」設置が閣議決定。そのメンバーは八木秀次を筆頭に「日本教育再生機構」人脈で占められています(下記)。「いじめ対策」を皮切りに、「教育委員会制度の見直し」「6・3・3・4制の見直し」などが議論されます。

 自民党政権の復活で、文科省は早速、概算要求で、学力・体力テスト「全校参加」と「心のノート」配布を復活させ、高校学テの調査費も計上、「学校週6日制」の検討も始めました。
 「安倍カラー」の教育改革は、歴史教科書や道徳強化に目が向きがちです。しかし、文科大臣と別に教育再生担当大臣を新設し、しかもそれを下村博文という人物に兼任させた最大の狙いは、文科官僚の抵抗を排して教育の民営化を本格的に推進することにあります。

 
公設民営化とバウチャー制度の急先鋒

 下村文科相は教育の民営化の徹底した信奉者です。
 2002年には自民党文教科学部会副会長として教育特区による株式会社・NPO参入の解禁を推進しました。04年9月には文部科学政務官に就任し、「バウチャー制度(注)導入」「全国学力テスト実施」「英国型の学校評価制度導入」などの政策提言をまとめました。
 第1次安倍政権の教育再生会議の議題にバウチャー制度を持ち出したのも下村で、第3次報告に「学校選択と児童生徒数を勘案した予算配分による学校改善システム」のモデル実施が盛り込まれました。
 03年の著書『学校を変える!「教育特区」』(大村書店)では「次の風穴は『公設民営』」と言い、「教育クーポン制度」=バウチャー制度の導入を提案しています。

 
「教委制度見直し」は民営化・労組破壊

 近著『下村博文の教育立国論』(河出書房新社)では、文科省―都道府県教委―市町村教委―学校という組織構造を「無責任四重構造」と呼び、「四重構造の仕組みや日教組を壊して、これまでのしがらみの教育の現場を更地にしてしまう…その戦術論こそが『バウチャー制度』」と言っています。「教育委員会制度の見直し」の狙いは民営化と労働組合つぶしなのです。
 「6・3・3・4制見直し」のポイントとなる「小中一貫教育」は、学校選択制に代わる統廃合リストラの手段であり、学校事務の共同実施のテコでもあります。中学校区単位の学校運営協議会が企業が公教育に関与し、外注化・民営化を推進する水路として位置づけられています。
 政治活動への刑事罰導入や職員団体登録の抹消など、自民党が公約に掲げる教職員組合への弾圧政策がうち出されてくることも必至です。2013年は教育の民営化・労組破壊攻撃との本格的な攻防の年になります。教育現場の外注化・非正規職化攻撃との闘いを始めましょう。

(注)バウチャー制度
 政府が児童・生徒1人分の教育費を利用券として保護者に交付し学校選択を委ね、学力テストや学校査察とも結びつけて学校間を競争させる仕組み。入学者数に応じて予算が配分されるため学校ごとの教育条件格差が広がり、選ばれなかった学校は廃校・民営化され、教職員は解雇される。

※教育再生実行会議の主な委員のプロフィール
 八木秀次 日本教育再生機構理事長。育鵬社から歴史・公民教科書を発行
 加戸守行 前愛媛県知事。01年~2年の県立中高一貫校の教科書採択で「扶桑社がベスト」と発言、扶桑社版・歴史を採択させた
 曽野綾子 森政権の教育改革国民会議委員として満18歳での奉仕役義務化を提案、『ある神話の背景』で沖縄戦集団自決の軍命を否定
 河野達信 「美しい日本人の心を育てる」教職員団体を標榜する全日本教職員連盟委員長
 大竹美喜 アフラック日本創業者・最高顧問。産経新聞社取締役
 尾崎正直 高知県知事。下村の第1次安倍内閣の官房副長官時代の秘書官
 貝ノ瀬滋 三鷹市教育長。小中一貫教育とコミュニティスクールを全市導入。アントレプレナーシップ(起業家精神養成)教育を推進
 佐々木喜一 幼児教育から中学・高校・大学の受験塾、社会人研修まで手がける総合教育サービス企業グループ「成基」の代表

※下村博文文科相の発言より
●今、何よりも不信感を持たれているのは、公立の先生たちの質だ。改善するためには、優秀な先生の給料を上げ、表彰などを行う一方で、能力のない先生には辞めてもらわなければならない。したがって、まずは免許更新制の導入だ。
●国の基準を満たせない学校は廃校になっても仕方ないし、そもそも学校選択制の下では、子どもが集まらないだろうから潰れてしまうだろう。そのような学校にいた先生は、廃校とともに職探しをしてもらう。
●究極的には各公立校は『私学化』すべきだ。公立学校も…教育バウチャー制度により、生徒を集めるために学校間に競争が生じるようになる。地域の有識者が、『株主』として…校長と数年ごとの契約を結び、成果によって契約更新する仕組みがチャータースクール(地域運営学校)…。
(『中央公論』06年11月号「安倍新政権のキーマンが語る・水準を満たさない学校と不適格教師は退場してもらう」) 
                                                                                                             (K)
  1. 2013年01月20日 14:07 |
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絶対評価と相対評価

無理やり差をつける業績評価のカラクリ
  絶対評価といいつつ、相対評価という問題


 東京都の現行の業績評価制度は、第一次評価者は校長、第二次評価者は教育長であり、校長の第一次評価は、建前としては絶対評価ということになっている。
 しかし、校長は、教育委員会からABC3段階評価の分布率を示され、「分布率適用資料」を第一次評価と併せて教育委員会に提出しなければならない。しかも、そこでは、職種ごとに職員に校内順位をつけて同じBでも昇順に並べさせられるのだ。第一次評価は、事実上、相対評価に変質しているというべきだ。
 土肥校長の裁判でも、都教委が校長に「C・D併せて20%出せ」と強要していることの違法性が重要な争点の一つとなっている。大嶽さんの業績評価裁判でも、「分布率適用資料」は絶対評価を相対評価に歪めており違法だと主張したのだが、一審判決では退けられている(判決文56~7頁参照)。
 
 情報公開請求で秘密文書を暴く 

 情報公開制度を使って、人事考課規則に「教育長が別に定める」とされている相対評価の配分率や資料の分布率、教育委員会が第一次評価を相対評価に変換する手続きを定めた文書を請求した。当初開示されたものは、「区市町村教育委員会人事担当止まり」とある「取扱注意」文書。これについて言えば、一つ目の矢印以下がすべて黒塗りであったが、不服申立をし、情報公開審査会の答申を得て、黒塗り部分を開示させた。
 不服申立によっても、分布率の数値については開示させるには至らなかったが、開示された文書からは、名ばかりの絶対評価の実態が浮かび上がってくる。
  「区市町村教育委員会人事担当止まり」の「取扱注意」文書では、「第一次評価を逆転させた順位付与はできない」「校内順位を付与した結果、校内順位と絶対評価の逆転がないよう注意すること」「『校長が付与する順位は、相対評価に活用される。』旨周知して下さい」と記載されている。

 名ばかりの「絶対評価」
 
 「別紙2」の「分布率適用資料」の様式を見てほしい。「分布率適用資料」欄には、定められた分布率に沿ってAABBBBCCC…といった相対評価が並び、「学校順位欄」には校内順位が記入されていく。「総合評価」欄にこれと矛盾する評価を記入することは、不可能に近いことがわかる。「分布率適用資料」と「学校順位」に縛られた第一次評価は、やはり、絶対評価とはいえないものに変質しているというべきだ。
 他方、教育委員会が順位を付与する段階では、「学校が異なる場合、絶対評価を逆転させた順位付与は可能」されている。人事考課規則では、市町村教委の人事担当部長、経営支援センター所長は、校長の第一次評価結果について指導・助言を行い、教育長は、再評価を命ずる権限を付与されている。しかし、それでも絶対評価を堅持しようとする校長には、教育委員会が強引に順位を入れ替えるということだろう。
  予め示された分布率に沿って評価を割り振らせる「分布率適用資料」は、教育庁以外の他部局にはないシステムである。「絶対評価といいつつ相対評価」の問題は、いわゆる逆算的評価、下位評価の後付的なネタ探しの原因ともなっている。
 頑張っても報われない、無理矢理差をつける業績評価制度のカラクリを暴く資料として、開示文書を活用していただければ幸いである。

 ■区市町村教育委員会宛通知(21教人職第1589号)
 ■別紙1 取扱注意 マル秘文書
 ■別紙2 分布率適用資料の様式
 ■区市町村教育委員会人事担当止まり 取扱注意文書

 
上記4文書は次をクリック http://misakinokai2012.web.fc2.com/gyosekihyokajishi.pdf
 

  1. 2012年12月05日 11:51 |
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山川・二田さんに対する人事評価にもとづく不当処分を撤回させる会

 埼玉県の業績評価制度との闘い

埼玉県の「山川・二田さんに対する人事評価にもとづく不当処分を撤回させる会」からニュースが寄せられましたので、紹介します。埼玉県でも、人事評価制度の撤廃を求める裁判が闘われています。
2010年8月13日に埼玉地裁に提訴。同年12月22日に第1回口頭弁論が行われて以降、本年10月3日で裁判はすでに10回目を数えます。
この裁判は、人事評価制度の何をめぐって争われているのか、裁判提訴にあたって弁護人が作成した「訴状の概要」をお伝えします。
その上で、『山川・二田さんに対する不当処分を撤回させる会ニュース』をリンクしますのでご覧下さい。


     訴状の概要

 本件は、埼玉県立高校の教員と特別支援学校の職員が、自己評価シートの提出を強制する埼玉県立学校職員の人事評価システム(「本件人事評価システム」)は憲法と教育基本法に違反するとして、自己評価シート提出を拒否したところ、埼玉県教育委員会から懲戒処分(戒告・減給)を受けたため、同処分の取り消しを求める訴訟である。
 本件人事評価システムは、教職員が自らの職務上の目標を申告し、その目標について上司から評価、点検を受けるという構造になっており、教育長→校長→教頭・事務長→教職員というトップダウン方式で教育内容が支配される。これでは子どもに対して柔軟な教育実践ができなくなる危険があり、子どもの教育を受ける権利(憲法26条)を侵害する。
 また、本件人事評価システムでは、生徒の実態とかけ離れた学校教育目標であっても従わなければならず、子どもの個性に応じた教員の教授の自由(憲法23条)が侵害される。
 憲法23条・26条は、教育への権力的介入はできる限り抑制的であることを要請している。また、教育基本法16条は、戦前教育への深刻な反省に立って、教育への行政権力の「不当な支配」を禁止している。そこで、最高裁判決(旭川学テ判決)は、憲法、教育基本法の適合性の判断基準として、①教育の機会均等の確保と全国的な一定の水準の維持という目的のために必要かつ合理的に認められる大綱的な基準にとどまっていること、②教職員による創造的かつ弾力的な教育の余地や、地方ごとの特殊性を反映した個別化の余地が十分に残されていること、③教職員に対し一方的な一定の理論や観念を生徒に教え込むことを強制するものでないことを挙げている。
 ところが、自己評価シートへの記載は網羅的で、全く「大綱的」ではない。また、トップダウン方式の下では、教職員の目は子どもではなく評価者である県教委の方に向くことになり、創造的で弾力的な教育が不可能になる。また、一定の政治的傾向に合わせた「一定の観念」を生徒に教え込むことにもなる。したがって、本件自己評価システムは最高裁判決の基準を逸脱しており、憲法23条・26条、教育基本法16条の保障する教育自治に違反する
 県教委は、職務命令で自己評価シートの提出を教職員に強制し、職務命令違反で懲戒処分をしている。これは処分するためだけに職務命令を悪用したものであり、そのような懲戒処分は権利の濫用である。
 以上のとおり、原告らに対する懲戒処分は、あらゆる点から見て憲法23条・26条、教育基本法16条に違反しており、取り消されるべきである。
                                                    以上   

『山川・二田さんに対する不当処分を撤回させる会ニュース』
第1号  http://misakinokai2012.web.fc2.com/futosyobuntekkai1.pdf
第3号  http://misakinokai2012.web.fc2.com/futosyobuntekkai3.pdf
第4号    http://misakinokai2012.web.fc2.com/futosyobuntekkai4.pdf                
             http://misakinokai2012.web.fc2.com/futosyobuntekkai4-2.pdf
第6号  http://misakinokai2012.web.fc2.com/futosyobuntekkai6.pdf
第8号    http://misakinokai2012.web.fc2.com/futosyobuntekkai8.pdf
             http://misakinokai2012.web.fc2.com/futosyobuntekkai8-2.pdf
第9号  http://misakinokai2012.web.fc2.com/futosyobuntekkai9.pdf     
      http://misakinokai2012.web.fc2.com/futosyobuntekkai9-2.pdf
第11号 http://misakinokai2012.web.fc2.com/futosyobuntekkai11.pdf
第12号 http://misakinokai2012.web.fc2.com/futosyobuntekkai12.pdf
  1. 2012年11月22日 11:58 |
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藤田英晃さんの勤務評定裁判 2

 香川県の業績評価制度との闘い

以前紹介した香川県の藤田英晃さんの勤務評定裁判の近況をお伝えします。
 
2012.11.6発行の『藤田英晃さんの勤務評定裁判を支援する会ニュース』より。


戒告より大きい「下位区分」の賃金カット!
  これって、まともな制度?

 ついに、この評価制度が何であるか、はっきりしました。下の事例を見てください。これは、教育委員会側が10月冒頭に提出した『準備書面(7)』の内容です。たとえば、成績率0.51の例として、次のようなことがあげられています。


 ア 校務分掌において、職員会計を担当していたが、運動会のバザーの集計事務について期限まで提出せず、その後も提出しなかったので、教頭が代わって集計した。また、年度当初に担当することと決定されていたPTAの業務について、校長が年度途中に処理状況を尋ねると、自分の業務ではないと拒否した。

 イ 生徒指導において、生徒の問題行動に初期対応はするが、言葉遣い、対応の態度等にずさんな点があり、生徒や保護者の信頼を得られず、その後の実質的対応を任せられなかった。
 校務分掌において、同僚との連携が十分でなく、学校安全等の校務を計画的・組織的に遂行することができなかった。

 ウ 校務分掌において、学校のホームページを担当していたが、ホームページの更新について、催促を受けてもこれを実施せず、他の職員が代わって実施した。


 教育委員会は、こういった事例の場合を「戒告」以下の「下位区分」にしたというのです。これで下位区分! 絶対に許すことができません。

  何で勤務期間外まで評価されるのか?

 このような場合、管理職は、勤務時間内に収まる仕事量を考えて、仕事を割り当てているのでしょうか。はっきり言ってそんな職場、見たこともありません。こなせる仕事量に対して、はるかに膨大な仕事量が押しつけられ、時間外労働は当たり前になっているではありませんか。
 コン時間外労働の問題は、人事委員会の委員長も「2つの自治体(県と市・町のこと)がやっているのだから(労働時間の把握)どうしてできないの」と発言しています(香川教組による7・23の人事委員会交渉より)。
 管理職による労働時間の把握は、厚労省通知で義務付けられています。しかし、県人事委員会の委員長も認めるように管理職は把握できていません。これは明確な法令違反の事実です。こんな状態だから無定量な時間外労働が強いられている現実があります。
 仕事ができていないから、というのがア~ウの理由だと言いたいようですが、管理職や教委は職員が仕事のできる環境をつくってきたのか、つくる努力をしてきたのか、そのことが何よりも問題です。仕事のできる環境づくりは、管理職や教委に義務づけられた仕事です。自らの仕事はせず平気で法令違反をしている連中に「下位区分だ」と決めつけられても、何の説得力も持たないどころか、怒りがこみあげてきます。
 藤田さんさんへの「下位区分」の理由として、教委は部活時のことをあげていますが、それらは勤務時間外でのことです。わざわざ時間外で部活をしたにもかかわらず、管理職は感謝するどころかマイナス評価にするなど、絶対にあり得ません。(教委の出している評価決定の書類でも、部活ではプラス評価しかしないことになっているのです!)

  教委や管理職としての仕事はしなくていいの! 

 事例は仕事ができていないことを問題にし、管理職などが代わりにやってやったとしきりに言っています。でも、組織としてそれは当然のことです。そもそも「担当者」ができていないのであれば、それに代わって行うのが「上司」であり、それを覚悟して自ら管理職となったのではなかったのでしょうか。
 また、管理職は校務分掌を決定する権限をもっていると自ら言っています。適材適所として分掌を決めたのは、いったい誰なのでしょうか。彼らには校務分掌を決定した責任があります。ア~ウのように仕事ができていないと言うのなら、管理職がした校務分掌の決定にこそ問題があったのです。それが責任の取り方です。そして、責任を取ることこそ彼らの仕事です。自分の責任を棚上げにして、担当者に問題があるかのように言いなすのは許せません。仕事ができていないのはいったい誰かってことです。ア~ウのような事例は、むしろ管理職や教委にその責任が追及されて然るべき事例です。

  
子どもの教育につながることをしよう!

 学校と言うところは、協力して成り立つところです。また、そのことを実際の姿や行動を通して教えるところでもあります。大人の協力する素晴らしい姿が子どもたちに実際に伝わることは、とても大切なことだと思います。
 しかし、この事例が示すように、あら探しをし、評価による賃金の差を使って他人を落とし込めるような醜いことをすれば、それはその雰囲気感じが必ず子どもたちに伝わります。まさかこのような「金で動く人間づくり」が教委の狙いではないとは思いますが、金によって教員を支配し、その結果、教員の「やる気」を奪ったことは事実です。そして、そのことによって起こる子どもたちへの影響について、評価制度を強行している教委や管理職には、絶対に責任を取らせなければなりません。

  
やっぱりおかしい評価制度

 
戒告より下位区分が重いということも許せません。戒告について教委や人事委員会は、
  戒告(譴責:けんせき):職員の非違行為の責任を確認し、その将来を戒める処分
としています。非違行為とは、法令違反のことです。事例にあがっているようなことは法令違反ではありません。どうして戒告より重い「処分」になっているのでしょうか?
 やっぱりおかしい評価制度。みんなで団結して、こんなおかしい制度をなくしていきましょう!
  1. 2012年11月22日 09:53 |
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大阪府教委 授業アンケート

生徒や保護者の評価ならしょうがないのか?

 大阪府教委が評価制度に「授業アンケート」を導入

 9月5日、大阪府教委は、「評価・育成システム」に保護者・生徒の「授業アンケート」と校長の授業観察による「授業力評価」を導入することを府立学校、市町村教委に通知しました。今年度中に府下全公立学校の全教員を対象に生徒と保護者による「授業アンケート」を実施し、「授業力評価」は来年度から実施するとしています。

 「授業アンケート」(資料①)は、小学校は保護者、中学校は保護者と生徒、高校は生徒を対象に記名で実施し、封をして担任に提出する、校内に専用の提出箱を設置するなどして回収する。アンケート結果は、質問ごと、教員ごとに集計し、グラフ化する(資料②)。
 アンケート結果を踏まえて、校長が授業観察を行い、「授業観察票」(資料③)を作成して評価をつける。そして「『授業力』評価票」(資料④)にアンケート結果、授業観察結果を転記、発揮された能力について判断して「授業力評価」を5段階評価で行うというものです。
アンケート結果が低い教員は「支援が必要な教員」と把握され、校長や教育委員会が重点的に授業観察や特別指導を行うことになっています。

 すでに恣意的な運用によって教員排除の手段として使われている「指導力不足教員」認定制度は非常に問題のある制度です。今回の大阪府教委がやろうとしている評価システムへの「授業アンケート」の導入は、生徒や保護者をも動員して、教育行政の「規格」に合わない、あるいは管理職が気にくわない教員を「指導力不足教員」として無理矢理デッチ上げ、研修所に送り、分限免職に追い込んでいく攻撃です。

 「授業力評価」を検討してきた「評価・育成システム改革ワーキンググループ」の検討会議資料では、「授業アンケート」結果に基づいて教員は、高・通常・低の3群に分けられ、「重点授業観察」の対象となる「低評価者」は「3~0名」と想定されています。
 3月に成立した大阪府の分限条例は、2年連続最下位評価なら免職と規定しています。
職員基本条例に盛り込まれた、毎年5%最下位評価を出す相対評価からは、教員は適用除外とされましたが、ここでは首切りの数値目標が復活しています。
 教員の授業について、大阪府立学校条例が、学校協議会の調査審議を踏まえた指導改善研修等の措置を規定し、大阪市立学校活性化条例では、学校協議会に指導力不足教員申請の意見表明権、教育委員会に対する不服申立権まで付与していることも重大です。

 「授業アンケート」「授業力評価」は、教育労働者の誇りと働く意欲を奪い、教員と生徒・保護者を分断し、団結を破壊していく攻撃です。絶対反対で闘おう。   
        
    資料① http://misakinokai2012.web.fc2.com/jyugyoanketo1.pdf
  資料② 
http://misakinokai2012.web.fc2.com/jyugyoanketo2.pdf  
  資料③ 
http://misakinokai2012.web.fc2.com/jyugyoanketo3.pdf 
  資料④ 
http://misakinokai2012.web.fc2.com/jyugyoanketo4.pd

評価・育成システム改革ワーキンググループ第4回資料
   
http://misakinokai2012.web.fc2.com/jyugyohyoka.pdf
  
 
  1. 2012年11月17日 14:51 |
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大嶽・業績評価裁判判決文

業績評価裁判 判決文

大嶽さんの業績評価裁判の高裁勝利判決からちょうど1年がたとうとしています(10月26日)。
最近も岬の会のブログを見て、大嶽さんにいくつか相談の連絡が入っています。やはり業績評価制度との闘いはまだまだこれからであることを実感します。
あらためてこのブログに、今の学校現場の酷い現実と向き合う教職員にとっての闘いの武器となるような情報をできる限り掲載していくようにしたいと思います。

 なお、当面の間、判決文を強調したいため、更新を行っても常にトップ記事にこの判決文が掲載されるようにします。新しい記事は、この判決文の次に順次掲載していきます。トップ記事だけ見て更新されていないと思わないようにしてください。ホームページではないブログですので、苦肉の策です。


1 大嶽・業績評価裁判 東京地裁勝利判決     
※以下をクリックしてください。

   ①
http://misakinokai2012.web.fc2.com/tisaihanketu1.pdf
      ②
http://misakinokai2012.web.fc2.com/tisaihanketu2.pdf
   ③
http://misakinokai2012.web.fc2.com/tisaihanketu3.pdf
   ④
http://misakinokai2012.web.fc2.com/tisaihanketu4.pdf


2 大嶽・業績評価裁判 東京高裁勝利判決
  ※以下をクリックしてください。

   ①
http://misakinokai2012.web.fc2.com/kosaihanketu1.pdf
   ②
http://misakinokai2012.web.fc2.com/kosaihanketu2.pdf 


3 『労働法律旬報』に掲載された東京地裁判決と高橋弁護士の解説文


   http://misakinokai2012.web.fc2.com/tisaihanketu-takahasi.pdf
  1. 2012年10月25日 14:15 |
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執行停止判決

パワハラによる退職強要をはね返そう。闘えば勝てる!
 
  新規採用教員への不当解雇は許されない!

つい先日、岬の会のブログを見たという方から相談の連絡がありました。 都立A校の初任の先生です。管理職の激しいパワハラを受け、精神的にまいっている。このままでは勤務を続けられない。もうこれ以上がまんならないので、管理職をパワハラで訴えたい、という内容でした。
詳細は述べられませんが、信じられないようなすさまじいパワハラです。
団塊世代教員の大量退職や、教育現場が年々勤めづらくなっていく中で、早期退職する教員が激増していることもあり、ここ数年、東京都は毎年3,000人近い教員を新規採用しています。その反面、非常に荒っぽいやり方で、新採教員をふるいにかけ、毎年100人近くを1年間の試用期間中にクビにしているのです(現在東京都の場合、新規採用教員は「条件付採用教員」と呼ばれ、最初の1年間はいわゆる試用期間扱いにされます)。
ちょっとでも校長の気に入らない教員は、「指導」と称して徹底的にいじめ抜かれ、精神的に耐えられなくなって、上記100人のうちのほとんどは、年度途中で自分から辞めることを余儀なくされます。「自主退職」とは言っても、実際は解雇に等しいのです。
つまり、今東京都の学校現場では、独裁的な権限を与えられた校長による、新採教員の不当解雇が吹き荒れているのです。
この問題に関して、不当解雇(分限免職)に対して裁判で争って、仮処分で勝利をかちとった教員の情報が寄せられましたので、以下、紹介します。
校長のでたらめな解雇攻撃に対して、泣き寝入りせずに闘えば勝てるということを教えてくれています。


「昨年度A特別支援学校に条件付採用教員として採用されたHさんは、職場でパワハラ、いじめにあい、3月末に免職となった。Hさんは、処分取消訴訟を提訴した上で、免職処分の執行停止を求める申立て行い、6月20日、東京地裁は、執行停止を認める画期的な決定を行った。
 残念ながら、この決定は、高裁段階で、処分の効力停止が取り消され、給与の不払い部分のみの効力を停止し、25万円を9カ月間支払えという内容に改悪されてしまった。しかし、解雇撤回、現場復帰をめざす上でも、給与不払いの停止が認められた意義は大きい。
 2011年度に東京都で採用された条件付採用教員2978人のうち、76人が年度途中で退職させられており、15名が正式採用を「不可」とされ、うち12名が「自主」退職さぜられている。Hさんは、退職強要に屈せず免職処分を受けた3人のうちの一人である。
 「履歴に傷がつくから自分からやめろ」「講師からやりなおせ」と、条件付採用教員を再び非正規に突き落とすやり方がまかり通っている。執拗なパワハラ、いじめで精神性疾患に追い込まれる教員もあとを絶たない。条件付採用教員への退職強要、解雇は、いまの教育現場の現実を象徴的に突き出している問題だ。
 「解雇撤回、原職復帰」の闘いを支援し、職場から「一人の首切りも許さない」闘いをつくりだそう。 判例誌に掲載された東京高裁・東京地裁の決定文を紹介します。」 →以下をクリック


http://misakinokai2012.web.fc2.com/sikkoteisihanketu.pdf

  1. 2012年10月25日 12:32 |
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藤田英晃さんの勤務評定裁判

 香川県立中学校の教員である藤田さんは、大嶽さんと同じ不当な業績評価と闘っています。香川県教育委員会は、2007年12月のボーナスより業績評価によって支給額に差をつける制度を導入しました(さらに、定期昇給額を評価によって差をつける査定昇給制度を導入)。藤田さんは、身に覚えのない、納得のいかない理由で不当な最下位評価を受け、賃金の不利益を受けました。
 2008年6月に、人事委員会に評価の是正を求める措置要求をしましたが、ろくな審査も行わず1年半後の2009年12月に棄却決定。
 大嶽さんの業績評価裁判が2010年5月に勝訴したことに力を得て、藤田さんはこの人事委員会の決定の取り消しと、賃金の不利益の損害賠償を求める裁判を高松地裁に提訴しました。以下に、最新の支援する会のニュースを掲載します。裁判は、藤田さんの優位に進んでいます。ぜひご注目ください。


   
藤田英晃さんの勤務評定裁判を支援する会ニュース   2012.6.6

 「何で最下位区分なのかが分からない!」 裁判長が指摘

 6月1日、損害賠償裁判が高松地裁にておこなわれました。その公判にお いて、裁判長は、「(藤田さんが)何で最下位区分なのかが分からない」と、教育委員会に対して指摘しました。そして、以下のような裁判長の見解が明らかに示されました。

 ・最下位区分にしなければならない理由が分からない。
 ・0.71から0.51に下げたが、本当にそんなに下げていいのか。
 ・最下位区分の理由を、教委側に言っていただかないといけな い。
 ・本当に理由は部活だけなのですか。
 ・音の出る部活だから、近所からの苦情も仕方のないところもある。一生懸命に部活をされていたからですし、苦情については改善の努力もされていた。
 ・これで最下位区分というのが、どうしても分からない。
 ・藤田さんが最下位区分になった理由を明らかにしてほしいと言うのは、やむを得ないことだと思う。
 ・何で0.51かという疑問を私も感じている。

  評価の理由ぐらい教えてください

 まったくこの通りです。誰しもが感じる私たち教職員の評価への疑問。そして、多くの教職員がこの評価への疑問に対して、教委側から何も答えられることなく泣き寝入りをさせられてきたのです。本当に教委側のなしてきたことは許せません。
 教委自らが評価制度をつくっておきながら、その理由を公開せず、結果を勤勉手当に反映させているのは全国で香川と愛媛だけです。なぜ公開できないのでしょうか? 
 自分のどこが良くてどこがいけなかっ たと管理職が思っているのか、誰しもが知りたいものです。自らの向上や反省のきっかけにつながるかもしれませんし、それが評価制度の狙いでもあったはずです。とりわけそれが給料や一時金と関係しているならなおのことです。
 裁判長も「藤田さんが最下位区分になった理由を明らかにしてほしいと言うのは、やむを得ないことだと思う」と指摘しています。教委側には、ぜひともその理由を明らかにしていただきたい。

  改善の努力こそ教育そのもの

 さらに、教委が決めた評価制度では、部活でのマイナス評価はしないことになっています。その評価制度に忠実に従えば、最下位区分の理由になどなり得ません。裁判長も「理由は本当にこれだけですか」と何度も念を押していました。まさか、私たちの知らない別の評価制度が、実際に運用されているなどということは有り得ないはずです。
 藤田さんは、一生懸命に部活指導をやっていただけのことです。しかも、近所からの苦情が出てからは、改善の努力もしました。まさにこの改善の努力こそ、吹奏楽部のレベルアップにつながることであり、藤田先生の指導のたまものです。部活動の生徒は、近所の人たちのことを配慮することに気づき、行動するきっかけが与えられたのです。これこそ教育であり、教え育てていく場面そのものではありませんか。プラス評価になることはあっても、どうしてこれがマイナスの評価につながるのでしょうか。それとも、教育委員会は、児童・生徒がつまづくことさえ想定外としているのでしょうか?

  0.51は戒告処分よりひどい

 学校には、ときどき地域の方から電話や手紙などによって、ご意見や苦情が寄せられます。それが児童・生徒にかかわるとき、担任や部活担当の教員へのマイナス評価になるのなら、教育などできません。

  評価制度で教員の資質は向上したか

 藤田さんが受けた最下位区分での成績率は0.51。これは戒告処分の0.56より下です。藤田さんは戒告などの懲戒処分を受けたことはありません。裁判長も「本当にそんなに下げていいのか」と指摘しています。具体的な理由が明らかとなっている戒告などに比べて、藤田さ んの最下位への区分は理由がきわめて不明確です。にもかかわらず、戒告よりひどいものとは、本当に許せません。

  みんなで勤務評価の開示を請求しよう!

 教委は、評価制度をつくったとき「教員の資質向上を図るため」と言っていたはずです。給料や一時金に差をつけたことによって、どれだけ教員の資質が向上したかを,教委はきちんと説明し、その責任を明らかにしてく ださい! あなた方に与えられているのは給料に差をつける特権ではなく、「教員の資質向上」という仕事なのですから。管理職や教委への「ゴマすり」が増えただけという指摘は間違っていると、私たち教職員に説明してください! 評価制度が教員のやる気や協力を失わせたという批判 は当たっていないと、私たち教職員に説明してください。富士通などいくつかの大企業は能力給を廃止しましたが、このような大企業は間違っ ていると経営者を批判してください。

 本当に許せない教員の評価制度、こんなおかしいものに対して、みんなで疑問の声を上げていこうではありませんか! そして、6月の一時金の評価には、みんなで勤務評価の開示を請求していこ うではありませんか!

 今後の予定など
 7月13日(金) 教委側の文書提出期限
 高松地 裁にて 16時45分~
 8月17日(金) 損害賠償裁判公判

連絡先 高橋 敦(090-8690-1313)
善通寺市上吉田町8-9-7 善通寺地区労働会館 内

  1. 2012年07月03日 17:20 |
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再稼動を止めよう

6月22日、首相官邸前で4万5千人が「再稼動反対」を叫ぶ
次は6月29日、今度は10万人だ!
                            
6月22日、首相官邸前
20120622首相官邸前縮小
 
再稼動反対、さようなら原発行動
6月29日(金)午後6時~8時、首相官邸前
(呼びかけ:首都圏反原発連合)
7月16日(月・休)午後1時、代々木公園(主催:さようなら原発! 1000万人アクション実行委員会)
7月29日(日)午後4時、国会包囲行動(上記2者の共同呼びかけ)


学校は壊れる。しかし、壊れさせてはならない

拝啓 大変ご無沙汰しております。昨日、今日と梅雨の中休みか、からっとした気持ちのいい晴天が続きます。学校では先週プール開きをし、少し肌寒くはありますが、子どもたちは元気にはしゃぎまわっています。
 私の近況ですが、今年も昨年に続いて1年生の担任をやっています。昨年の1年生をそのままもちあがると思っていたところ、ぎりぎりになって校長から、新年度も1年生の担任をやるよう要請されました。10数回めの1年生なので、慣れてはいますが、そのままもちあがるのと、まったく新しい1年生と一から始めるのでは、やはり大変さは雲泥の差です。
 いよいよ私も今年1年で定年退職を迎えます。この7年間は業績評価との闘いで、特に後半の4年間は、教員をやりながら裁判闘争を闘うということで、正直、大変疲れました。最後の1年くらいはゆったりと過ごしたいという気持ちでしたが、なかなかそうもいきません。ここ10年の学校の激変についていけなくて、ベテランの多くが追い出されるように早期退職していったせいか、特に小学校はベテラン・中堅層が薄く、若い先生ばかりのいびつな年齢構成になっています。私が問題にしてきた業績評価による教員間、特に世代間の分断ともあいまって、ベテランから若手への経験の継承が困難な状況です。私なりに若手に教えるよう努力していますが、見るに見かねて手を出してしまい、結局年甲斐もなくあれこれ仕切ってしまうことしきりです。
 業績評価とそれに伴う自己責任が強調され、「人に聞く前にまず自分で考えるように」と、一見聞こえはいいですが、あたかも先輩や同僚に聞いたり教えてもらったりすることが自分の「能力のなさ」を自己暴露するように感じられるのか、「他人に聞くことは恥」と思わされてしまうような心性、雰囲気が特に若い人たちから感じられます。同じ1年生の担任団を組んでいる若い先生が、当初なかなか私に聞いてこず、校長に聞いたりしていました。最近少し関係がほぐれてきましたが。
 裁判で、このままでは学校は壊れる、と訴えました。堕ちるところまで堕ちないと変わらないと半ば絶望的な気持ちにもなりますが、それでも努めて若い人たちとのコミュニケーションを心掛けています。彼ら彼女らも、教育行政によってゴリ押しされている今の教育のあり方が良いと思っているわけではなく、理想と現実のギャップに苦しんでいます。無理を重ねて、大病をした人もいますし、過労で倒れる人も続出しています。飲み会や職員旅行や学習会などを若い人たちといっしょに企画したりしています。

 最後に、常々業績評価との闘いとならんで、私のもう一つのライフワークとして訴えてきた核との闘いですが、大飯原発の再稼動が政府決定される中、反対運動が大きく広がっています。6月22日には、首相官邸前に4万5千人もの人々が集まり、再稼動反対を声を限りに叫びました。テレビ、新聞でも取り上げられたので、ご存知の方も多いと思います。原発反対の大きな行動がいくつか呼びかけられていますのでご紹介し、仲間のみなさんのご参加を呼びかけます。
                                                          2012年6月27日     大嶽 昇一


追記 なお、直近ですが、6月29日の首相官邸前行動は、人が殺到して現地合流は困難なので、私たちは午後6時に、経産省前で座り込みを続けている福島の人たちのテントに集合することにしています。ここからいっしょに首相官邸前行動に参加しましょう。
  1. 2012年06月27日 11:40 |
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大嶽さん、土肥さん、高橋弁護士のトーク・イベント

岬の会の事務局でご尽力いただいているSさんが、他方でご活躍されている九条の会で、大嶽さんと土肥元三鷹高校校長と高橋弁護士(大嶽さんの業績評価裁判の代理人)の3人を招いてトーク・イベントを開催します。以下にその案内チラシからイベントの概要をお伝えします。


『子どもたちにいま 何が残せるか』
  ~知る権利&言論の自由の大切さ~

 5月20日(日)午後1時15分~4時45分
 成城ホール 4階 集会室D
     世田谷区成城6-2-1。小田急線「成城学園前駅」 下車 徒歩4分

 
◎講師 土肥 信雄 さん(都立三鷹高校元校長)
         大嶽 昇一 さん(世田谷区立小学校教員)
         高橋 拓也 さん(弁護士、吉峯総合法律事務所)

   参加費 400円
   主 催 成城祖師谷九条の会・大蔵九条会・喜多見九条の会

   

3.11以降、「そんなこと知らなかっ た」「なぜ知らせてくれなかったの?!」ということが数多くあり ました。原発に警告を発してきた科学者・有識者の意見がマスコミを通じてようやく耳に入るようになったのも、原発事故か 深刻な状況になってからです。反対意見を尊重する言論の自由、知るべきことを知る権利の大切さを身をもって知ったのが、3.11以降と言えるかもしれません。

原発のことだけでなく言論の自由の大切さに関わる問題は身近に数多く起きて います。

  ★学校の職員会議は話し合う場所ではないらしい?!
   ★「君が代」斉唱は 口の開け方まで監視していいの?!
   ★職務命令としての思想調査はおかしくないの?!
   ★問題になっている「業績評価」ってなに?!
   ★学校は、そして社会は、子どもたちの今と未来を真剣に考えているの?!

教育が歪むと世の中が歪みます。長いものに巻かれると世の中が見えなくなり ます。
今しっかりと、いま起きている問題を見つめ、学び合い、話し合いませんか。


  1. 2012年04月20日 09:52 |
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都教委からの回答

都教委さん、まじめに答えてください
  
要請書に都教委が回答

2月27日に、都教委包囲首都圏ネットワークが主催した都教委への合同要請行動に参加し、大嶽さんと岬の会の連名で提出した要請書に、3月12日付けで回答がありましたので、ご報告します。なお、要請行動の概要と、要請書全文はすでにこのブログに掲載しておりますので、バックナンバーをご覧ください。
ひとことで言って、要請の趣旨に正面から向き合おうとせず、はぐらかしに終始した不誠実な回答で、怒りに耐えません。
大嶽さんの業績評価裁判で明らかにされた制度の具体的な問題点に踏まえて改善を要求しているのに対して、都教委は制度の改善や改変については1ミリも考慮する意思がなく、これまで通りのやり方を続けると開き直っています。制度には一指も触れさせないというかたくななまでの姿勢が示されています。
逆に言えば、都教委による教職員支配の根幹である業績評価制度が破綻させられることを都教委はいかに恐れているかということを物語っています。


要請書のうち、6つの要請項目の要旨のみ再掲し、都教委の回答を併記します。

要請項目1 業績評価制度を廃止すること

回答1 人事考課精度は、教育職員の資質能力の向上を図り、学校組織の活性化を目指すものです。 〈人事部勤労課〉

要請項目2 東京高裁判決の内容を評価者に周知徹底すること

回答2 制度趣旨について、周知徹底を図っていきます。 〈人事部職員課〉

要請項目3 不当な評価を生み出す原因である「分布率適用資料」を廃止すること

回答3 校長・副校長等を対象とした評価者訓練研修を毎年度、悉皆(執筆者注:残らず。全部)で実施するなど、評価者の評価能力向上に努めています。 〈人事部職員課〉

要請項目4 苦情相談制度を抜本的に改善すること

回答4 引き続き適切に実施していきます。 〈人事部勤労課〉

要請項目5 業績評価書、職務実績記録を本人開示すること

回答5 教育職員の指導育成の観点から、第一次評価の項目別評価及び総合評価を本人開示しています。職務実績記録については、教育職員が行った事実(行動)並びに、校長及び副校長が行った指導・指示等を具体的に記録するものであり、本人開示を行いません。 〈人事部勤労課〉

要請項目6 昇給区分決定に不服がある場合の救済方法を(教職員に)教示すること

回答6 地方公務員法において、職員は給与その他の勤務条件に関する措置の要求ができることが定められています。 〈人事部勤労課〉
  1. 2012年03月19日 10:36 |
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tokyou

  1. 2012年03月19日 09:47 |
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会合後のメール

会合参加者のみなさん 会員のみなさん ご支援いただいたみなさん
ありがとうございました
そして、これからもよろしくお願いします
   会合のあとのメールのやりとり


《Mさんのメール》

昨夜はご苦労様でした。
大嶽さん よかったですね。たくさんの人が大嶽さんを信頼支持してくださっていることが証明されました!! 今後も頑張ってください。
Sさん たくさんの資料と準備今までの大きな支えがあったからこそここまでできたのです
Aさん 岬の会のシンクタンクとして論理を構築してぶれずに正しさを指し示してくれました!!
Iさんパワフルにエネルギッシュに正義を貫く志の人に力強く励まされました。
Hさんの温かさと柔軟さにほぐされました。
Kさん寒くて大変ですのによくよくよく来てくださいました!!お母様大丈夫でしたか?真心に心打たれ、今でも涙が出そうです。Kさんの凛とした発言はすべての人を納得させる力があります土肥裁判でもなくてはならない存在です
Uさんは原則的な立場で労働者として闘い方を教えてくれました
一人一人の力の結集に立ち合えた事に感謝です。またお会いできるのを楽しみしていますご苦労様でした

《Kさんの返信》

こちらこそ昨日はありがとうございました。

昨夜の母とのナイトツァーは10時半に無事帰宅でき、成功でした。

Mさんの名コーディネーターのご様子を見つつ、大嶽先生の勝訴は
Mさんはじめ本当に多くの、実力もハートも熱い方たちの支援があったからこそと
あらためて思いました。

8年前、深夜に三浦の大嶽先生と電話でやりとりした思い出など、もっともっとお話
したかったけれど、うまく言えませんでした。あのときの大嶽先生が、今はすごい
ビッグな存在になってビックリしています。

昨日お開きのあとで大嶽先生とも言い合ったのですが、
「こうして勝った以上は、大嶽先生、使命があるよね。」です。

こういう事例を地道に広め、あとに続く人を増やしていくことが、日本の教育と
日本の民主主義をまともな姿に引き戻すための道なのでしょう。
人間として当たり前のことを当たり前に行える、それが当たり前の社会になる
ために。いま一人ひとりが問われていると思います。
引き続きよろしく、一緒に頑張りましょうねえ。

《Hさんの返信》

Mさん、いろいろお世話になりました。岬の会の牽引役、本当にご苦労様でした。微力で大してお役にたてなくてすみませんでしたが、私にとってはこの裁判で多くの方々に出会え社会勉強もする事ができて、多いなる収穫でした。こういう機会を与えてくださった大嶽さんに感謝です。
今後もお手伝いできることがありましたらお声かけお願いします。私なりにできそうな参加をさせていただきたく思いますのでよろしくお願いします!
 
《Aさんの返信》 

本当にこれからだと思います。原発と業績評価をなくすのは若い世代に対する責任

《Sさんの返信》

Mさんもお疲れさまでした。ご主人も来ていただいて頼もしかったです。
昨夜は感動的な集まりになりました。
みなさんの教育と学校(と社会)の現状を変えたいというピュアな思いが一つに結晶し、その大きな思いが大嶽さんを力づけると同時に、大嶽さんに託された。それを受けとめて、大嶽さんは闘い続ける決意を新たにし、また、みなさんも(自らも闘いつつ)今後も大嶽さんを支えて下さるご意志を表明してくださった。
私にとっても大いなる励ましをいただきました。
ありがとうございました。

  1. 2012年03月17日 05:10 |
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会合の報告

「今後も声をあげ続ける」大嶽さんきっぱり宣言
  教育の現状変えたい思いがひとつに
    
――3・15岬の会 会合報告

3月15日、岬の会は久々の会合をもちました。急な呼びかけにもかかわらず、20人をこえる会員、支援者の方々が集まってくださいました。

参加者全員が発言し、大嶽さんの業績評価裁判の勝利と今後に向けての思いを熱く語り合いました。これまでの裁判を支援する会として運動にいったん区切りをつける、しかし、今後もこの裁判の勝利を活かした業績評価制度をなくしていくための運動を継続させていくという大きな方向性が、参加者の総意として確認されました。

何よりも大嶽さんが、「ガンコじじい」となって、おかしいことはおかしいと言い続ける。どんどん声を発信し続けながら、運動を続けていくときっぱり宣言しました。(さらに大嶽さんはこの日、学校の現状として、若い人たちが過労でばたばた倒れ、子どもたちも疲弊し、誤った教育ばかりが押しつけられ、このままでは学校が壊れてしまうと、怒りを込めて告発しました。)

高橋弁護士もお忙しい中駆けつけてくださり、ご助言いただきました。大嶽さんに続く人のサポートをお願いしていきたいと思います。高橋先生もやる気満々です。

今後の大嶽さんの学校・教育現場を中心にした取り組みに対して、岬の会としてどのようにともに担っていけるか、支援していけるかについては、この日の議論を踏まえて、今後具体的な運動方針をご提案していきたいと思っています。

この日の参加者の発言の中からいくつか紹介します。なお、事務局から配られた「議題メモ」を追記で載せますので「続きを読む」をクリックしてご覧ください。

・裁判に勝って、次はみんなに還元していくこと。特に若い人たちに。

・ひとりの不当評価も許さない現場の団結が求められる。
・今回出した職場資料を地域の学校に持っていったが、どこでもすごく歓迎された。今回限りではなく、今後も毎シーズン出し続ける取り組みが必要。

・今の業績評価は校長一人が勝手にやっている。人が人を評価するとは簡単ではない。少なくとも相互評価と生徒による評価がないとだめ。悪い評価だけではなくA評価も問題にすべき。「出世をめざしてます」という人がAをもらっているのだから。

・大嶽さんは昔ながらの手づくり教育の良さを実践している。
・評価者に「公正評価義務」を課したのがこの裁判の成果と言われるが、逆にそのことによって評価が厳密化され、もっと細かい資料がつくられていくことが恐い。評価そのものの構造、給料や様々な処遇に影響させられるあり方をなくさなければいけない。
・いやだなと思うことをはっきり言うこと。上に向かってではなく、子どもにとって何が良いことなのかを考える、考えて発言することが大切。教育活動が自己保身であってはならない。
・異議を唱える少数派は弾圧されるが、めげてはいけない。今回の裁判の勝利はうれしい。他の人にも引き継ぎ、灯火(ともしび)を消さない。

・大嶽さんの裁判の勝利は、すでにさまざまなところに影響が広がっている。香川県の藤田先生の業績評価裁判は、まさに一審勝訴を知って連絡があり、相談を受けて始められたもの。その裁判の中でも、評価者の公正評価義務や立証責任の問題が、教育行政を追いつめている。また、今回の職場資料を見た非常勤教員から、来年度不採用通知を受け納得いかないので争いたいということで相談があった。闘いはこれから。

・『先生の通信簿』をつくった監督といつも飲んでいるが、あの映画が描く学校は牧歌的で良かった。もうOBだが、ずいぶん以前から、ベテラン教員が物を言えない状況になっていた。

・裁判を支援することで勉強させてもらった。業績評価裁判は、今の教育の悪い方向に光を当てた。今学校では若い人たちがどんどん物を言えなくなっており、この先危険だ。思っていることをけんけんがくがく言い合って、もまれて切磋琢磨して成長していくもの。物言わない教師は物言えない子どもをつくる。子どもたちが一番の被害者。若い人たちが理想の教育を考えられる環境をつくっていく。これから先もできるだけお手伝いしたい。

・この国の既成の権威はボロボロ。官僚、司法、検察、警察。そんな中でのこの裁判の勝利は素晴らしい、まれな光を放っている。先日、上野千鶴子さんが講演で「この国を安楽死させる」と言ったが、子どもたちに逃げる力をつけてあげなければ思う。また、先日ある集まりで、若い先生が勇気をもっていまの学校教育の現実を話してくれたが、初任者研修などの話を聞いて、そこまでひどいのかと衝撃を受けた。

・裁判に勝って終わりかと思ったら、闘いは続いているんですね。周囲からあらためて期待がかかって大変だなあと思いますが、大嶽さんはそれに応える力をお持ちだ。少しでもお手伝いできればと思います。

・「指導力不足教員」で研修センターでいじめられ追いつめられているが、くじけずにがんばる

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  1. 2012年03月17日 03:54 |
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3・11反原発福島集会

3・11郡山  

「原発いらない! 再稼働させない!」
の声が福島から全世界へ
  「原発いらない! 3・11福島県民大集会」に行ってきました

                             
大嶽 昇一

「もうひとつのライフワーク」、核と原発の廃絶のテーマについては、折り折り報告してきました。東日本大震災と福島第一原発事故から1年目の3月11日、福島県郡山市で開催された「原発いらない! 3・11福島県民大集会」に参加してきました。世田谷地区労や世田谷原水禁の人たち等、地域の仲間と一緒にバスで行ってきました。
冒頭、開会宣言を、実行委員長を務める福島県教組の竹中委員長が行い、「この集会が福島と日本の新しい変革のスタートとなることを願い、開会を宣言します」と発言しました。福島県教組の先生たちはたくさんののぼり旗のもとに大勢参加していました。集会スタッフも担っていました。とても心強く思いました。
福島現地から6人が発言されましたが、それぞれの深い深い怒りに触れ、「収束」とはほど遠い現地の深刻な状況への認識を新たにしました。福島の人たちの怒りを自分のものにして、さらに粘り強く核と原発の廃絶のために行動していこうと決意しました。
6人のうちのひとりは、小学生の2人のお子さんを持つお母さんでした(あとは、農民がふたり、漁民の奥さん、高校生、浪江町から避難している中国引き上げを経験した高齢の女性)。福島市や郡山市など、避難地域以外でも放射線量の高い地域が多く、そこでは子どもを避難させるかどうかが大変深刻な問題になっていることが話されました。実は私が務める小学校でも、尿からセシウムが検出された児童がいて、その子は転校することになりました。福島ほどではないにしても、東京の学校でも、放射能の問題は大変な問題なのです。
福島のお母さんの発言を紹介します。


「私は小学生の2人の子どもを持つ母親です。3・11、原発事故を境に見には見えない放射能が降り注ぎ、自身や我が子が被ばくし、いずれ影響が表れるのではないかという不安がつきまとっていました。毎日、毎日、否応なく迫られる不安…、逃げる・逃げない・・・食べる・食べない、・・・洗濯物を外に干す、干さない・・・子どもにマスクをさせる・させない・・・など、さまざまな苦渋の選択をしなければなりませんでした。子どもたちは、前のように自由に外遊びができません。学校の校庭で運動もできません。運動会もプールも中止です。

「10年後に後悔したくない」と、夏休みに、私たち家族は山形県の米沢市に、同居していたお姑さんと子どもたちと私の4人で自主避難しました。現在は借り上げ住宅に住んでいますが、避難生活は経済的な負担があり、二重生活の住宅ローンが重くのしかかります。父親は仕事の都合で福島市を離れられず、週末だけ子どもたちに会いに来ます。私は精神障害者の施設でいろいろな支援の仕事をしていますので、米沢市から福島市まで、毎日通勤しています。
子どもたちは2学期から米沢市の小学校に転校しました。「福島から来た子」ということで、いじめにあうのではないかと心配しましたが、一学期からすでに福島から来た転校生もいたり、いじめの事実もなく、二学期からの転校生は十数名いました。学校の先生やお友達に温かく迎えられ、お友達もあっという間にできて、遊びにいったり来たりしています。外で思いっきり遊ぶこともできます。米沢は雪も多く、生まれて初めての経験もありますが、「楽しい」と嬉しそうに話してくれます。中には学校や環境になじめず、福島に戻られた方もおります。

子どもたちは不満も言わず元気に過ごしていますが、「原発がなければ福島から米沢に来ることも転校もなかったし、福島の友達と遊べた。米沢は放射能から逃げることもなく、外で遊べる。でも、福島の方が楽しかった」と、時折さみしそうな顔をします。

私たちは福島第一原子力発電所の事故がなければ福島を離れることはありませんでした。子どもを守りたいと米沢に来たけれど、それでも福島が好きだという気持ちは変わりません。」

  1. 2012年03月14日 22:37 |
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3月15日 岬の会 会合

業績評価制度とのたたかいは続く
3月15日に会合をやります

●3月15日(木)午後7時
●烏山区民センター 第3会議室


裁判を支援する会としては、いったん区切りをつけなければならないと思います。
その上で、すでに裁判の勝利を活かして、業績評価制度を撤廃させる運動に踏み出してきました。勝利判決の内容を武器に、区教委、都教委、人事委員会に対して業績評価制度の廃止や凍結・改善を要求してきました。また同封の職場資料を、1~2月、都内の公立高校、小中学校に約1万部配布し、現場からの異議申し立てを呼びかけてきました。
今後の運動の方向性について、みなさんのお知恵をお貸しください。ご参集を呼びかけます
  1. 2012年03月14日 00:43 |
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職場資料

syokubasiryotop.jpg
※2月13日にアップしましたが、再度改めてトップに掲載します。ぜひ職場資料をダウンロードして、職場で配ってください。


勝利判決を職場で生かそう!
 職場資料を作成

勝利判決を職場で生かしてもらうための職場資料を作りました。
①高裁判決要旨
②職場資料(裁判で明らかになった業績評価制度のデタラメさをまとめたリーフレット)
この2点がセットになっています。
すでに多くの教職員組合を通して配布していますが、まだお手元にない方は、以下からダウンロードして、ご自分の職場でどんどん配ってください。
すでに最終面接が始まっていることと思います。この資料を管理職に示しましょう。納得いかない評価に対しては、異議申し立てをしましょう。

ダウンロードは以下をクリックしてください

①判決要旨 http://misakinokai2012.web.fc2.com/hanketsuyoshi.pdf

②職場資料 B4二つ折り版 http://misakinokai2012.web.fc2.com/syokubashiryo2.pdf
           B5単ページ版 http://misakinokai2012.web.fc2.com/syokubashiryo2B5.pdf 



  1. 2012年03月02日 12:06 |
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3・11福島集会

3・11福島集会チラシ 

3月11日は福島へ行こう!
 原発はいらない! 3・11福島県民大集会

世田谷からもバスが出ます。参加を希望される方は、岬の会のメール、または、大嶽の携帯まで(090-4935-6616)。

日時 2012年3月11日(日)12時会場 13時開始
会場 郡山市 開成山野球場(福島県郡山市1-5-12)
会場アクセス方法
 郡山西口より福島交通バス、各方面行きで「郡山市役所」下車徒歩2分
 郡山駅西口からタクシーで約10分
 東北自動車道 郡山ICより車で約15分
  • 集会プログラム

    <予定>
     12:00~ 開場
     13:00~ オープニング・コンサート 加藤登紀子 ほか
     14:00~ 県民大集会
              開会あいさつ
              呼びかけ人あいさつ
              大江健三郎さんの連帯あいさつ
              県民の訴え
              黙祷(14:46)
              集会宣言採択
              閉会の言葉
     15:00~ 行進説明
     15:15~ 行進開始







  1. 2012年03月01日 22:22 |
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2・27都教委要請

2月27日、都教委に要請書を提出


20120227都教委要請
 

2月27日、都教委要請行動(都教委包囲首都圏ネットワーク主催)が行われました。25人が参加し、6団体・個人から9つの「要請書」等が提出され、大嶽さんと岬の会も以下の要請書を提出しました。
都教委は総務部教育情報課長伊藤氏ともう一人が対応。残念ながら、要請先の担当部署の責任者ではなく、担当部署に取り次ぐ窓口としての対応なので、実質的な話し合いはなされませんでした。3月12日までに回答することを約束させました。


                                    
2012年2月27日

東京都教育委員会
 委員長   木村 孟  様
 教育長   大原 正行 様          
             


                  要 請 書

 2011年10月26日、東京高裁民事12部(梅津和宏裁判長)は、不当な業績評価とそれに基づく昇給延伸を争う裁判で、1審に続いて大嶽昇一に対するC評価を公正評価義務に違反した違法なものと断定し、これを追認した人事委員会の判定の取り消しを命じました。東京都は、上告を断念し、同判決は確定しました。
 貴委員会は、2月15日付で、大嶽に対する昇給延伸分の給与の回復措置をとりました。しかし、昇給延伸の根拠となった2004年度の総合C評価、各項目別評価がどう修正された結果、この措置がとられたのかは、不明なままです。一言の謝罪も反省の意の表明もなく、涙金でコトを終わらせようとする貴委員会の姿勢には、怒りを覚えます。
 人事考課規則第12条7項は、業績評価に過誤がある場合には、都教育長は、区教育長を指導すると定めています。貴委員会は、世田谷区教委に対してどのような指導を行ったのかを明らかにしてください。
  それ以上に重要なことは、この裁判で明らかになった業績評価制度の問題性、裁判所が貴委員会に突きつけた課題は、いまだ何一つ解決していないということです。大嶽への不当な評価は、氷山の一角にすぎません。
 貴委員会は、判決を真摯に受け止め、「根拠となる事実を欠き、公正評価義務に違反した」デタラメな評価がなぜ生み出されたのか、その原因を徹底的に究明し、二度と繰り返さないための再発防止策を全都の教職員に明らかにするべきです。それが果たされるまで、本年度の業績評価の実施、少なくとも給与反映は凍結されるべきです。
 ましてや、業績評価の公正性確保も、救済制度の整備もしないまま、勤勉手当の成績率を導入するなど、言語同断というべきです。
 以下の点についての貴委員会の見解を文書で明らかにすることを求めます。

1 業績評価制度を廃止すること

 今回の大嶽の業績評価裁判によって明らかになったことは、業績評価制度はデタラメであり、「資質向上」どころか、教職員を分断し、服従を強制する手段でしかないということです。大嶽へのデタラメな評価は氷山の一角に過ぎません。裁判所は制度そのものの問題性にあえて踏み込んでいないとはいえ、裁判で暴かれた大嶽へのデタラメな業績評価制度の運用実態は、公平公正な評価など不可能であり、業績評価は本質的に恣意的な制度でしかないということを突き出しました。
 このような恣意的な制度によって教職員の人事と給料が左右され、それが故に、教職員が評価を気にして自由に物も言えない、このような状況は一刻も早く解消されなければなりません。そのために、このような否定的な教育現場の現実の根幹にある業績評価制度の廃止を強く求めます。

2 東京高裁判決の判示事項について、評価者に周知徹底すること

 10・26東京高裁判決は、評価者には公正評価義務があり、これに反する評価は違法行為となること、「不利益を伴う評価」は相当な根拠が必要で、その立証責任は評価者側が負うと判示しました。
 新採教員に対するパワハラ、セクハラなど、評価権限をカサに着た校長の横暴は、目に余るものがあります。「評価に響くぞ」の一言が、職員を怯えさせ、追いつめています。
 評価者には公正評価義務があること、恣意的な評価は違法行為となることを、まず全都の校長に周知徹底するべきです。
 さらに、その場で注意も指導もしていないことを下位評価の根拠とすることはできないこと、本人からの事実確認なしに、副校長や主幹からの報告だけで評価してはならないことなど、裁判所から指弾された点を受け止めた改善策を明らかにしてください。

3 不当な評価を生み出す原因である「分布率適用資料」を廃止すること
 
 業績評価実施要領では、「総合評価の結果に合わせるように事実とは無関係に各要素を評価する、いわゆる逆算的評価は行わないこと」とされています。しかし、大嶽の場合がそうであったように、はじめにC・D評価ありきで後付けで理由をこじつけるやり方が横行しています。その根本原因は、校長に評価の分布率を示し、職員を成績順に並べた「分布率適用資料」を提出させていることにあります。
  都立学校の校長に対して、貴委員会が「C・Dを20%以上出せ」という指導をしていることは、土肥校長の「学校に言論の自由を」裁判の判決でも認定されている事実です。
第一次評価は絶対評価といいつつ、事実上、相対評価に歪められているというべきです。
 オール都庁の中でも、「分布率適用資料」を採用しているのは、貴委員会だけです。ただちに廃止することを求めます。

 (続きは、下の「続きを読む」をクリックしてください) 

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  1. 2012年02月29日 11:07 |
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大阪・教育基本条例案の再編の検討

=投稿= 
 「人事評価で毎年5%の教員がクビ」は、修正されたのか            
    ―― 教育基本条例案を再編 大阪府教育2条例・職員基本条例の検討
      
                                                     岬の会会員 J・A
   
 2月23日、大阪府議会に教育2条例案、職員基本条例案と関連条例案が松井知事から提出された。昨年9月に維新の会が提出した教育基本条例案を、教育行政基本条例と府立学校条例に分割し、教職員も職員基本条例を適用することとし、分限・懲戒処分の詳細は分限条例と懲戒条例に定める形に再編されている。橋下市長は、大阪市議会に同様の条例案を3月中旬に提出するという。
  ※職員基本条例案と関連条例案は、府総務部人事室人事課の「事業一覧」のページ参照。

 教育・職員基本条例に「組織改廃に伴う分限免職」として盛り込まれていた民営化による整理解雇の条項は、分限条例に移されている。「法人等に事業譲渡・移管する場合に、譲渡・移管先に再就職する機会が与えられているときは、原則免職できる」(第8条7)として、一旦解雇・選別採用を正当化する悪らつさもそのままだ。

 (君が代斉唱時)不起立1回目は戒告・減給、2回目は停職、3回目は分限免職(解雇)としていた教育基本条例案が、1月16日の最高裁判決で減給、停職処分が取り消されたことを受けて、どう修正されるのか、注目されていた。教職員も適用される職員基本条例案は、2回目の停職を削除したものの、3回目の分限免職はそのまま。1回目から行われる「指導、研修」について、懲戒条例第9条で「非違行為を反省し、今後非違行為を行わないことの誓約をさせる」という規定を盛り込み、転向強要研修の根拠にしようとしている。

 本稿では、維新の会の条例案で物議を醸し出していた「毎年5%D(業績評価の最下位)を出し、2年連続Dなら分限免職」の条項が、どうなかったかに問題を絞って検討したい。
 というのは、2月22日付「大阪教組ニュース」に「教職員は絶対評価を継続」という小見出しで「府労連・大阪教組の取組を反映し、職員条例の成案では、相対評価の対象から教職員を除外するとされ」と書かれていたり、成案前の段階の新聞報道にも「教員免職条項は削除、府、教育条例案を修正」という見出しで「教職員に最低評価をつけ2年連続なら免職を含む処分を検討する条項もなくなり」(2月21日付「朝日」)、「教員評価は…5段階の相対評価から絶対評価に変更。2年連続最低評価の教員を分限免職とする規定も削除した」(2月20日付「毎日」)といった記事が見受けられたからだ。「人事評価で毎年5%の教員がクビ」はなくなったと受け止めた人も多いのではないか。これらは、完全な誤報であり、訂正されるべきである。

 職員基本条例第1条は、府立学校職員はもちろん、府費負担教職員に適用があると明記しているし、職員基本条例第5章の人事評価に関する規定、第8章の職務命令違反など分限・懲戒に関する条項は、当然にも適用される。その詳細を定めた懲戒条例、分限条例もごく一部を除いて適用され、府費負担教職員の分限及び懲戒に関する条例の一部改正案でもそのことは確認されている。
  教育2条例の中に見あたらないからといって、「免職条項を削除」と報道したのは、早計であった。大阪教組がいうように、「相対評価の対象から教職員を除外する」とは、職員条例のどこにも書かれていないし、かえって、評価基準のを策定と公表を定めた第16条で、任命権者を異にする政令市の学校の職員も府教委がこれを定めると規定している。もしも、「大阪教組の取組」で「相対評価の対象から教職員を除外する」と労使合意したのなら、信義則違反として条例撤回のストライキをやるべきだ。
  とまれ、職員基本条例第16条は、相対評価により人事評価を行うと規定し、5段階相対評価の最下位の第五区分の分布割合を概ね5%と定める。ここでいう任命権者が行う相対評価としての人事評価と、府立学校条例第19条の校長による評価に基づいて行う「教員の勤務成績の評定」との関係が問題になるが、校長の評価が絶対評価だとしても、それは最終的に相対評価に変換され、毎年5%の教員がDとされていくことに変わりはない。
  分限条例は、第3条第1項で「人事評価が継続して任命権者が定める基準を下回る場合であって、研修その他必要な措置を実施しても勤務実績の改善がない場合」「担当すべきものとして割り当てられた職務を遂行する実績がよくない場合」を降任・免職事由と定め、第4条で「公務員として通常要求される勤務成績又は適格性を欠く場合は免職とする」と規定する。第6条は、「人事評価の区分が二年以上継続して最下位区分であって、勤務実績が良くないと認められる職員」を対象に「研修その他改善のための措置」を行った上で、免職の警告書を交付するなど、免職処分を発令する手順を規定している。

   以上のとおり、「毎年5%Dを出し、2年連続Dなら分限免職」という維新の会の職員・教育基本条例の規定は、職員基本条例、分限条例に引き継がれ、府立学校職員、府費負担教職員に対しても適用されるのである。

 指導改善研修と分限免職等の措置は、教育公務員特例法25条2、3に規定されているものであるが、教育2条例は、その双方に指導改善研修と分限免職等の規定をことさら書き込み、教職員を威嚇する内容となっている。このルートからも人事評価をテコとする分限免職の発動は強まるだろう。

  だが、その人事評価が相対評価で行われ、毎年一定比率で最下位評価者が分限免職されていくとなると、その適法性には大いに疑問がある。
 民間の判例であるが、相対評価の下位順位者を機械的に解雇していくことは許されないと判示した判例がある。その会社は、年3回実施される人事考課を0から10の11段階で行い、その平均値が3点台の社員を、担当業務のない隔離職場に配置し、退職を勧告していた。年3回の人事考課がそれぞれ3、3、2とされながら、退職勧告に応じなかった労働者が、就業規則の「労働能力が劣り、向上の見込みがないと認めたとき」に該当するとして解雇されたことに対し、地位保全・賃金仮払いの仮処分を申し立てた事件の決定である。

「債権者について、検討するに、確かにすでに認定したとおり、平均的な水準に達しているといえないし、債務者の従業員の中で下位10パーセント未満の考課順位ではある。しかし・・・右人事考課は、相対評価であって、絶対評価でないことからすると、そのことから直ちに労働能力が著しく劣り、向上の見込みがないとまでいうことはできない。・・・相対評価を前提として、一定割合の従業員に対する退職勧告を毎年繰り返すとすれば、債務者の従業員の水準が全体として向上することは明らかであるものの、相対的に10パーセント未満の下位の考課順位に属する者がいなくなることはありえないのである。したがって、従業員全体の水準が向上しても、債務者は毎年一定割合の従業員を解雇することが可能となる。しかし、就業規則・・・・にいう『労働能力が劣り、向上の見込みみがない』というのは右のような相対評価を前提とするものと解するのは相当ではない。・・・他の解雇事由との比較においても、右解雇事由は、極めて限定的に解されなければならなのであって、常に相対的に考課順位の低い者の解雇を許容するものと解することはできないからである。・・・本件解雇は、権利の濫用に該当し、無効である。」(セガ・エンタープラスゼス事件・東京地裁99.10.15決)
  1. 2012年02月27日 09:03 |
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人事委員会に抗議文

人事委員会の責任逃れを許さない!
   再判定に抗議文を提出

先にお伝えしたとおり、大嶽さんの措置要求を棄却した人事委員会判定の取り消しを命じた東京高裁判決の確定にともなって、1月31日、人事委員会は再判定を出しましたが、それは「措置要求を却下する(都教委、区教委の是正によって昇級延伸が取り消され、給料が回復され、要求が実現されたため、というのが理由)」というものでした。
まるで他人ごとのように裁判経過を述べるだけで、自らの過ちを認め反省するような言葉は一切なく、結局、都教委・区教委の是正に乗っかっただけで、主体的な責任をまったく回避した認めがたい再判定に対して、大嶽さんと岬の会は、以下の抗議文を提出しました。


                                   
               2012年2月21日

東京都人事委員会
  委員長 関谷 保夫 様

                              抗 議 文

                             大嶽 昇一 
                                 〒182-0033 調布市富士見町4-21-19
                                                     TEL 090-4935-6616
                             岬の会(業績評価裁判を支援する会)                                                                 TEL 090-1259-4509(事務局 末木)


 1月31日付けで貴人事委員会は、2005年8月30日付けで大嶽昇一が行った措置の要求を却下する判定を出しました。この判定は、司法に裁かれたことへの一片の反省もない許し難いものであり、到底受け入れることはできません。私たちが承服できないだけてなく、これでは、専門的人事行政機関としての貴人事委員会への失われた信頼を取り戻すことは到底できないでしょう。強く抗議します。

 この判定は、本件措置要求について貴人事委員会が2008年3月18日付けで行った棄却判定を、2010年5月13日に東京地方裁判所が取り消す判決をし、さらに被告である東京都と世田谷区の控訴に対して、2011年10月26日に東京高等裁判所がこれを棄却する判決をし、当該判決が確定したことにより、再度の判定を行ったものです。

 先日1月17日に私たちが貴人事委員会に提出した要請書で述べたように、裁判を通して明らかになったことは、貴人事委員会の業績評価に係わる措置要求の審査方法及び審査内容が根本的に誤っているという大変深刻な事態だったはずです。私たちは、何よりも貴人事委員会の誤った審査によってなされた誤った棄却判定を取り消し、昇級延伸措置を取り消す判定を改めて出し直すことを求めました。同時に、大嶽昇一への謝罪、誤った判定をしてしまった原因の究明と再発防止策を明らかにすること等を求めました。
 しかし貴人事委員会の今回の判定は、これらすべての問題点をすり抜けて、ただ東京高裁判決を受けた世田谷区と東京都の是正措置に乗っかり、「昇級延伸措置は是正され、校長研修はすでに終わっており、要求の実効性は消滅したから却下する」というものでしかありません。
  問われていたことは、任命権者の追認機関に成り下がってきた現状を厳しく反省し、公正・中立的立場で任免権者の人事権行使をチェックする貴委員会の本来の役割を回復することだったはずです。今回の判定の出し直しは、あまりに安直であり、どこまでも任命権者に乗っかったやり方というべきです。まったく反省の色が窺えません。

 業績評価制度のデタラメな運用実態が明らかにされた以上、貴人事委員会がやらなければならないことは、それを必然化する制度上の問題点を真摯に検証し、改善策を明らかにすることです。そして任命権者(教育行政)に対して、制度の根幹にまでメスを入れた原因の究明と、再発防止策を明らかにするように、また、それが明らかにされるまでは制度の実施を凍結するように勧告することです。

 貴人事委員会は1月17日の話し合いの場で、(業績評価に基づく昇給区分決定に係る措置要求がなされた場合の審査方法に係わる)内部的な「マニュアル」の改善はじめ、審査のやり方を改善する、示せるものは示したいとの旨、明言されました。約束通り具体的な改善策をすみやかに回答されるよう再度求めます。

 また、1月17日付け要請書でも述べたように、貴人事委員会は、2011年度の勧告において、能力・業績の給与反映をさらに徹底させる方向を打ち出し、これを受けて、東京都は、勤勉手当への成績率導入の全職員への拡大を提案しました。
 査定給の根幹をなす業績評価の公正性・正確性の欠如が明らかとなったにもかかわらず、そのことを省みることなく全く逆に、さらに能力・業績の給与反映を強化することなど許されるはずもありません。あらためて上記勧告の撤回と、業績評価制度の抜本見直しを検討されるよう申し入れます。
                                             以上

  1. 2012年02月22日 10:57 |
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土肥裁判報告集会で業績評価制度の撤廃を訴える

業績評価制度の撤廃を訴える
 不当判決! 都教委を許さない!
 2・18「学校に言論の自由を!」裁判 判決報告集会

2・18大嶽2 

元三鷹高校校長の土肥さんが都教委の言論弾圧を訴えた裁判で、先日1月30日、東京地裁は原告側全面敗訴の判決を出しましたが、その判決報告集会が2月18日夜、吉祥寺の武蔵野公会堂で開催されました。
大嶽さんと土肥さんの連帯関係は先に述べましたが、土肥さんは敗訴にも動じず、一層明るく元気にパワフルに、控訴審を闘う決意を表明しました。
土肥さんは、裁判をやらなければ都教委の言論弾圧の実態は闇の中、それを白日の下にさらしたこと自体に、この裁判の意味はあると強調しました。また、非常勤教員不採用の問題だけは勝てると思っていたが、それも負けたことは絶対に許せない。しかしこの裁判の主眼はあくまで都教委の言論弾圧を裁くことにあるということを強調しました。徹底的に都教委を追及するという土肥さんの執念は圧巻でした。

大嶽さんは冒頭、業績評価の権限を握った管理職による、特に若い教員へのパワハラの横行を弾劾しました。そして、業績評価裁判の勝利にとどまることなく、教育行政による管理統制の根幹をなす業績評価制度を撤廃させ、学校に自由を取り戻すために、勝利判決を活かした職場の闘いを呼びかけていくことを訴えました。さらに、業績評価が賃金とリンクさせられているところに最大の問題がある。生活を握られ物を言えなくさせられてしまっているからだと、現状を告発しました。橋下大阪市長と維新の会による教育への異常な支配・介入にも触れ、教育行政による教育支配の強まりに対して、今後も土肥さんと連帯して闘っていくという決意を述べ、発言を締めくくりました。
 

 
  1. 2012年02月21日 11:54 |
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2月18日 土肥元三鷹校長の集会で大嶽さんがゲスト・スピーチ

土肥集会 


土肥さんの集会で大嶽さんがスピーチします

元校長の立場で、都教委の理不尽な教育支配と闘っている土肥(どひ)元三鷹高校校長のことをご存じの方は多いと思います。
実は土肥さんは、大嶽さんの裁判や支援集会のほとんどにご参加いただいてきました。それは、理不尽な教育行政(都教委)による教育支配の根幹である業績評価制度と闘う大嶽さんの裁判の目的と中身が、土肥さんの裁判と共通するところが大きいからです。土肥さんは、大嶽さんの裁判の行方(ゆくえ)がご自身の裁判の動向を左右すると考えられて、自らの闘いとして、大嶽さんの裁判をご支援されたのです。
しかし大嶽さんの裁判が勝利したのに対して、先日1月30日、土肥さんの裁判において、東京地裁は極めて不当な判決をし、全面敗訴しました。土肥さんは即刻東京高裁に控訴することを決断されました。
2月18日の夜、この土肥さんの判決報告集会が吉祥寺の武蔵野公会堂(マルイのとなり)で開催されます。
大嶽さんが連帯の気持ちを込めて、メイン・スピーカー4人のうちの一人として15分間スピーチします。多くのみなさんがご参加いただきますようお願いいたします。

  1. 2012年02月16日 17:27 |
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職場資料が反響

職場資料が職場に吸い込まれるように広まる

勝利判決を職場に活かしてもらおうと、岬の会で作った職場資料(下記ブログよりダウンロードできます)が、吸い込まれるような勢いで職場で配られています。
岬の会・事務局で印刷しただけですでに10,000部に及び、ほぼすべてが配布済みです。ブログにアップするのが遅れましたが、このブログからもどんどん印刷して、みなさんの職場に広めてください。

たいへん息苦しい今の学校現場の中で、大嶽さんの裁判の勝利は教職員をものすごく励ます力になっていることを実感します。大嶽さんのようにたたかうことはそんなに簡単なことではないかもしれません。しかし大嶽さんの業績評価裁判の勝利は、あとに続く人たちがたたかいやすい状況を切り開いているのではないか思います。
ぜひみなさんの学校の情報を岬の会に寄せてください。岬の会は、業績評価をめぐる情報センター・運動センターの役割を果たしていければと願っています。
  1. 2012年02月15日 14:57 |
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2・12大阪行動に参加し、発言

2月12日、大阪行動に参加してきました
                  
大嶽 昇一
20120212大阪行動  ヒューマンチェーンで大阪市役所を取り囲む

 2月12日午後、大阪で「教育基本条例反対、君が代起立強制・職務命令・処分反対」を掲げた集会が開催され、私も駆けつけました。大阪でも業績評価と裁判でたたかってきた人たちがいて、岬の会の集会に何度か参加してくれました。それ以来連帯しています。その人たちが中心になって開催されましたので、私も参加したのです。
 500人が集まり、すごい熱気でした。
 集会では、東京からの連帯発言として、私が業績評価裁判の勝利を報告しました。同じ東京からは、「日の丸・君が代」強制とたたかう河原井さんも参加し、先日、1月16日に出された最高裁判決に対して「分断判決許せない」と弾劾されました。
 集会後、大阪市役所までデモし、大阪市役所を人間の鎖(ヒューマンチェーン)で包囲し、「強制いらん! 橋下いらん!」の怒りの声をいっしょにあげました。

 橋下大阪市長は、「日の丸・君が代」強制条例に続いて、教育基本条例の制定をねらっています。これは処分の脅しで、橋下市長による公教育の解体、独裁的な教育政策と教育内容への教職員の服従を強制するものです。また「できない教師は去ってもらう」とうそぶいて、業績評価の「低い」教員を解雇しようとするものです。業績評価とたたかっている者として、黙って見すごすわけにはいきません。
 何よりも、ほとんど死に体状態にあった石原都知事が、橋下市長に刺激されて息を吹き返し活気づき、橋下市長と連携したさらなる教育改悪を画策している状況があります。大阪の闘いと連帯して、東西ファシストによる教育支配とたたかっていかなければならないと思います。
  1. 2012年02月14日 08:34 |
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人事委員会が再判定

何の反省もなく、まるで他人事
 人事委員会が空疎・無意味な再判定

1月31日、東京都人事委員会は、大嶽さんが2005年に行った措置要求に対して再判定を出しました。人事委員会の棄却判定を取り消した東京高裁判決の確定を受けて、再度の判定を行ったものです。(判定文は後ろに掲載します。)
しかしその結論は、「措置要求を却下する」というものです。理由として以下のように述べています。
人事委員会の棄却判定を取り消すという東京高裁判決が確定したので、再判定する。しかし、世田谷区教委はすでに大嶽さんへの評価を修正し、これを受けて都教委も給料の是正を決定したので、昇給延伸の取り消しを求める要求はすでに実現されている。また、3回の校長研修はすでに実施されているので、これの取り消しを求める要求は実現できない。したがって、措置要求の内容はすでに失効しているから却下する、というものです。

「はあ?? 何これ。冗談でしょ!? ふざけないでよ!!」、怒りなしには読めません。どこまでも他人にゲタを預けて、自ら主体的に責任をとろうとしない、そのくせ権威だけは保とうとする。
だいたい、人事委員会の棄却判定は誤りであり、違法であると裁判所によって判断されたのです。そして業績評価に関わる措置要求審査の方法や審査内容に関して多くの誤りや怠慢が具体的に指摘されているのです。実際に、人事委員会はろくな審査も行わないまま3年近くもたなざらしにし、あげくには区の苦情相談で問題ないと言っているから問題ないんだとまで言って、独立したチェック機関としての役割を放棄して任命権者追認の棄却判定を出したのでした。
にもかかわらず、今回の再判定には上記の数々の問題点に関する主体的で真摯な受け止めがこれっぽっちもありません。区教委と都教委は、いまだ公式の謝罪も、原因・再発防止策も明らかしていないので全く不十分ではありますが、それでも司法判断を受け止めて、それなりに自らの責任において区教委は評価を是正し、都教委は給料を是正しました。しかしあろうことか人事委員会は、自己の責任の所在を何一つ明らかにすることなく、ただ区教委と都教委にゲタを預けて、彼らの是正の決定に乗っかっただけです。
 人事委員会がやるべきことは、人事委員会として司法判断を真摯に受け止め、先の棄却判定は誤りであったことを率直に認め、区教委や都教委の動向に左右されず、昇級延伸措置の取り消し判定を出すこと以外にありません。そして、私たちが申し入れた大嶽さんに謝罪すること、棄却判定の誤りの原因を明らかにすること、2度と誤りを繰り返さないための改善策を明らかにすることです。
こんなふざけた責任回避を認めることはできませんので、抗議文を出します(後日掲載します)。

以下に判定文の本文部分を掲載します。


  判   定

主文  要求者が平成17年8月30日付でした措置の要求を却下する。

要求の要旨
  1 要求の趣旨  要求者に対する平成17年度の昇級延伸3月及び同年度の3回の研修の義務づけを取り消すこと。
  2 要求の理由  平成16年度の要求者の業績評価は、重大な事実誤認又は恣意的評価に基づくものであり、この業績評価に基づきなされた本件昇級延伸及び本件研修義務付けは不当である。

理由  当委員会は、本件要求について、平成20年3月18日付けで要求を棄却する判定をしたが、要求者が同年3月31日に東京地方裁判所に判定の取り消し及び損害賠償を求める訴訟を提起し、同裁判所は平成22年5月13日に当該判定を取り消すとともに、損害賠償を命ずる判決をした。このため、被告である東京都及び世田谷区が、東京高等裁判所に控訴したところ、同裁判所は、平成23年10月26日、本件判定の取り消しに係わる部分の控訴を棄却する判定をし、当該判決が確定したことにより、本件要求について再度判定するものである。
 ところで、当委員会の調査によれば、平成23年12月20日、世田谷区教育委員会において、要求者の平成16年度業績評価を是正し、同月22日、同区教育委員会から、東京都教育委員会に対し、要求者の昇級延伸措置を取り消し、定期昇給とする申請が提出され、平成24年1月5日、東京都教育委員会において、給料を是正する旨の決定がされていることが認められる。したがって、現時点で要求者の昇級延伸の取り消しを求める要求は既に実現されている。
 また、要求者がいう研修とは、「平成16年度の業績評価結果を踏まえて平成17年度に実施する教育職員の指導育成について(通知)」(平成16年9月7日付16教人職第847号)に基づき、教育職員の指導育成を目的として実施される校長等との面接を指すと解されるが、当該面接は既に終了済みであるため、要求の趣旨を実現することができない。
 以上により、勤務条件についての措置の要求に関する規則第17条第1項第1号の規定により、主文のとおり判定する。

                                                               平成24年1月31日

                                       東京都人事委員会
                                           委員長  関谷 保夫
                                           委  員  青木 利晴
                                           委  員  濱崎 恭生
  1. 2012年02月08日 12:28 |
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都教委が話し合いを拒否

都教委が話し合いを拒否
 「『制度は適正』と裁判所は判断したので、
 制度に関して話し合うことはない」

勝利判決後区教委、都教委、人事委員会のそれぞれに対して要請書を提出し、謝罪と原因究明、再発防止策等を求めようとしてきました。すでに区教委と人事委員会に対しては実行したのですが、都教委はまだ実行できていません。
というのも、都教委は、不当な処遇を受けた当該であっても、とにかく都議会議員に紹介議員になってもらわないと担当課の責任者と話し合うことはできず、教育情報課が書面を受け取るだけだということを言われました。そこで、紹介議員をあたっていたのですが、二人から断られました。まどろっこしいので、遅ればせながら2月7日、大嶽さんの代理ということで岬の会事務局として直接都教委に電話しました。任用係長(人事部職員課)が対応して、30数分のやりとりになりました。
結論を述べれば、「裁判所は業績評価制度に関して『制度は適正である』という判断を示している。制度に関して何か言いたいなら、一切話し合うことはない」、とにかくこの1点ばりで、話し合いには応じられない、応じる必要はないということでした。必ずしも制度に関して言わず、他のことを話しても、とにかく「制度に問題はないのだから」の逃げの一手で非常に頑(かたく)なでした。これ以上話しても埒(らち)があかないので電話を置きました。
そう言えば、断られた二人の都議会議員のうちの一人の断りの理由が、「良い返事が期待できないから(力不足で申し訳ないが)」というものでした。都教委のとにかく制度に一指も触れさせないという過剰なまでの防衛的姿勢に直接触れ、議員が非公式で事前に打診した際、同様の強固な姿勢を示され、これはダメだなと判断して辞退したのかなということを考えました。
それだけ都教委は、今回の大嶽さんの裁判の勝利が制度の問題性に波及することを恐れているのだと思いました。業績評価制度は教職員人事管理(分断と服従)の根幹だからです。
  1. 2012年02月07日 23:32 |
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